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2018-03-21

あの頃の未来なんかより、きっともっと先にいる

「あのころの未来にぼくらは立っているのかなぁ」

 

言わずと知れたSMAPの名曲だ。これは夢描いていたことが実現していて欲しいけれど、結局「全てが思うほどうまくはいかない」からあの頃の未来には立てていないかもしれないと、少し感傷的になる歌詞に思える。

 

今度の4月で6歳下の妹が社会人になる。(正式には5月末から就業らしいのだが)それは同時に、私が大学を卒業してから6年が経つと言うことでもある。

 

6年というと小学校入学から卒業まで、中学一年生が大学一年生になるほどの年月だ。それに比べると自分はこの6年間で圧倒的な成長ができたとは明言できない。

 

この6年間で疎遠になってしまった人も多い。けれどその分新たに出会った人たちもいる。それなりに私の生活は変わったし、あの頃は想像すらしなかったような場所に立っている。自分の好きや嫌い、大切にしたいものや手放した方がいいものといった輪郭も、年齢を重ねるごとに浮き彫りになっていったことを考えると、年を取るのも悪くないなと思う。

 

時代が移り変わるスピードはどんどん早くなっているし、私たち人間は身を置く環境によって大きく変わる。だって「あの頃の未来に立っているのかなぁ」と言っていたSMAPは解散するし、終わりなき日常が続くと思っていた日本に大震災が起きてしまう今なんだから。

 

今ある現実が良いか悪いかは別として、私たちはあのころ想像できた未来なんかより、きっともっと先の時代を生きている。それは今後もっと顕著になるはずだ。時代のスピードはもっと早まって、どんどん私たちの頭では想像すらできないような未来がやってくる。

 

新生活を始める人が多くなる春は、これからの未来に心躍らせる人や、想像できない未来に不安な気持ちになる人も多いだろう。けれど今後より予想の上をいく未来になっていくはずだから、一喜一憂していても仕方がないし、予定通り人生が進まなくたってしょうがない。

 

それよりも自分の違和感を大事にして、日々行動と決断を繰り返すことの方が大事だ。日々感じる嬉しい、楽しい、悲しい、辛い、苦しい、そう言った感情をしっかり積み重ねて、自分の方向性を見極めること。そして、来る未来で自分らしい選択をできるようになればいい。だってあのころ想像していた未来なんかより、私たちはきっともっと先にいるのだから。

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